認知症治療について|医療法人 善心会グループ

アルツハイマー型認知症治療について

当クリニックの認知症治療

1993年に米国の認知症治療チームが発足し、2013年アルツハイマー病の発症メカニズムをつきとめその治療法を作り上げました

薬物療法(抗アルツハイマー病薬)によらないまったく新しい治療法は医学界では受け入れられがたく、むしろ治療を受けた患者さんや家族からの良い評価によって認められつつあります。

米国のチームでのこの治療の成果は実に90%におよんでいます。

この治療を受けた方の10%の人は、残念ながら進行してしまいましたが、90%の方はこの5年間進行停止、あるいは回復しています。

診断された場合、100%進行し、効果的な治療法のなかった認知症治療の世界では画期的と言えます。

当クリニックではこの治療のメソッドに日本発祥の認知症治療である「コウノメソッド」を組み合わせ日本人用にカスタマイズした治療を提供しております。

  • 同じことを言ったり聞いたりして、記憶があやふやである。
  • 今までできていた作業ができなくなった。
  • 今まで好きだった物や事柄に興味がなくなった。
  • 時間や場所の感覚がわからなくなった。
  • ささいなことで怒るようになった。

このような出来事は物忘れのサインかもしれません。しかしこの様な症状を自覚した場合早めの受診をおすすめいたします。

物忘れには、加齢によるもの(正常な物忘れ)、正常な物忘れと認知症の間の状態、認知症、病気による物忘れがあります。

認知症とは、脳に何らかの障害が起こることによって、知能機能(状況を正しく認識・把握する能力)が低下した状態をいいます。

出来事の一部を忘れてしまう物忘れと違って「出来事そのものをすっかり忘れてしまう」ことが認知症の特徴です。

米国の治療メソッドの本髄は、治療を希望される方の様子、身体状況を細かくプロファイリングして、その方に必要な治療を提案し、効果判定しながら、最適化してゆくのが特徴です。

当院でも、丹念に病歴を聴くとともに、採血を中心とした各種検査を行い、認知症、前認知症(MCI)、認知症発症準備状態かを診断します。

米国の研究では、単なる物忘れも、頻度が増えたり、名前などが思い出せなくなる→思い出せるまでの時間が長くなるなどといった現象は、認知症の非常に早期な段階であると考えています。

発症前から実践可能な当院のメソッドで、認知症の発症を予防したり、最近落ちてきたと感じる脳機能を回復させることが可能と考えられます。