こんにちわ、理事長の塚本です。
このところ、風邪症状で、当院を受診していいただく患者さんにはこういう傾向がみられます。
「他所のクリニックにかかって治らなかった」
「長く(咳の)症状がつづいている」
・・・そして、こういった患者さんたちに共通する傾向が、さらにひとつ
『どんなお薬をどのくらいのんだかわからない』
あるいは、市販薬を適当にのんでいたのでわからない
そう、自分の身体に“何を”入れたか「わからない」というのが、共通点。
この共通点をもっている人が増えているのです
もちろん患者さんは専門科ではないので、わからなくても仕方ないのですが、、、
ですが、興味くらいはもってほしいな~と思うのです。
あるいは、興味はもたなくても、
「どんな薬だったのかわかる」情報があった方がよいと思うのです。
世の中には、プランAでダメならプランBというやり方はよく聞くと思います。
医学の世界でも、同じです
Aという薬がだめだったら、Bです。
でも、いままでにのんだ薬がなんだかわからないのでは、ボクも手探り
行き当たりばったりになってしまいかねないわけです
ボクもその気はなくても、プランAをもう一回やってしまうかも知れない。
さすがに、この「もう一回」は、無駄な行為だと思うのです
しかも、薬は副作用やアレルギーのリスクだってあるので、単なる無駄ではすまないかもしれない
それって、「何を飲んだかわかる情報」があれば、それだけで防げるものだと
だから、受診するときは、
お薬手帳とか、のんだ市販薬の写真を撮っておくとかして、情報をもってきてもらいたいな~
と思う、今日、このごろ。
これは、ボクの為じゃありません。
みなさんの為だと思っています。
自分の身体に“何を”入れたか「わからない」というのが、という人が増えていて、
それを、日々の診療で、共通点のように感じてしまうほどになっているわけです
別の意味で、危機感をおぼえてもいます
お薬に興味をもっておく
ちょっとした工夫で、得するお話でもあります