足立でホーム長見習いをしているAです。
単身赴任でこの仕事を始めてから、私は足立で「お母さん」と呼びたくなる入居者様達に出会いました。もちろん、本当の親子ではありません。皆さんは年齢も、生まれ育った場所も違います。それでも毎日のように顔を合わせ、いろいろな話をしているうちに、いつの間にか親子のような関係が生まれていました。
私が少し疲れた顔をして歩いていると、皆さんすぐに気づきます。
「どうした?まあ少し座って行きなさい」
本来は私が体調を気遣う側なのですが、気づけば私のほうが心配されています。
「まあ 大変だが 頑張って!」と言われると、本当の母親に言われているような気持ちになります。
時には仕事の失敗について話を聞いてもらうこともありました。私が落ち込んでいると、笑いながら言いました。
「まあ 大変だとは思うが、頑張って!ヒマよりはいいよ」
その言葉に思わず笑うと、「また待っているから」と、今度は私が元気づけられました。
この仕事は、職員が入居者様を支える仕事だと思いがちです。しかし、実際には私たち職員も、入居者様の言葉や笑顔に何度も支えてもらっています。
最初は「職員」と「入居者様」だった二人の間に、会話が生まれ、笑顔が生まれ、信頼が生まれました。そして気づいたときには、沢山の「お父さん お母さん おにいさん おねえさん」に支えられて仕事をしていました。
人と人とのつながりは、最初から形が決まっているものではありません。同じ時間を過ごし、相手を思いやることで、少しずつ生まれていくものなのだと思います。
「まあ座って少し休みなさい」
そう言って笑顔で迎えてくれ手を握られるたびに、私はこの仕事に出会えてよかったと感じます。
ほのぼの荘足立では、毎日さまざまなものが生まれています。安心、笑顔、信頼、そして家族のような温かなつながり。
私にとって足立は、仕事をする場所であると同時に、大切な出会いが生まれる場所です。
今日も「お母さん」に心配されないよう、元気な顔で会いに行きたいと思います。
