皆様こんにちは。筬綾レジデンスの大家でございます。
年を取るといやだなと思うことがあります。例えば毎日の通勤で乗車していた電車が、いつの間にか新しい車両に替わっていたりすると、いつも普通に接していたものが無くなっていく寂しさを感じます。
今回ご紹介するのは、つい先日10月1日をもって上越新幹線の定期列車を引退した2階建て新幹線E4系通称Max(マックス)です。仕事柄、上越新幹線を利用することが多い私は、可能な限りMaxを利用しました。理由は2階席の車窓からの景色の良さです。
近年、沿線の市街化が進み沿線住民の為の防音壁が多くなっており、通常の車両では遮られてしまう風景を車窓から見ることが出来ました。
又、上越トンネルを走行中に地震が置き、緊急停車した際にもMaxに乗っていました。停電の為に突然社内が暗くなり、動力が無くなり惰性で徐々に速度を落としていく様は、とても不気味で印象的でした。幸いにも大事には至らず、一時間程停車した後に運転を再開して事なきを得ました。
このように様々な思い出を残してくれたMax。
昨今の経済状況や「withコロナ」のご時世ではこのように特徴的な大量輸送向けの2階建て新幹線はもう現れないかと思うと 一抹の寂しさを覚えます。
大袈裟かもしれませんが一つの時代が終わったなと思う次第です。