足立　医師　前田です。

師走の候、皆様はいかがお過ごしでしょうか？

私は、下の漢詩が、なお一層、身に染みる今日この頃です。

照鏡見白髮　張九齢

宿昔靑雲志

蹉跎白髮年

誰知明鏡裏

形影自相憐

今回は、映画『PLAN75』を紹介させて頂きます。

75歳以上が自らの死を選択できる制度「PALN75」。その制度に翻弄される高齢者、若者を描いた映画です。重いテーマのため、暗くなりがちですが、主人公　角谷ミチを演じる、御年81歳　倍賞千恵子さんの、暗闇の中の灯が如く希望を与えてくれる演技が印象的でした。また、制度とは、選択とは、を再考させられました。高齢者に関わる人はもちろん、大なり小なり、制度を作る側の人、制度を使う側に人、つまりは皆さんに観て頂きたいと思う映画でした。機会があれば、是非ご覧下さい。今年も残り2週間あまりとなりましたが、本格的に寒くなってきました。皆さま、ご自愛頂き、良いお年を。