5 : 有効性のわかっている範囲
世界中で、もっとも接種が進んでいるのが、イスラエル。国民のほとんどが接種を終える、かの国では、ファイザー社のワクチンの有効率が94%と謳っています。
この報告の詳細をひもとくと、①新型コロナを発症しても97%重症化を予防。②無症候感染の94%の発症を予防。③イギリスの変異株にも効く。という感じです。
これが本当なら、すごい成績ですね。
これなら、イスラエルでは、集団免疫も強力に働くし、万々歳・・・かもしれませんね。
これで、新型コロナ戦争が“終結する”わけではありませんが、他の国に比べて、より長く“平和な時間”を国民が享受できることは間違いないでしょう。
一方、日本では、諸外国に比べ、アナフィラキシーを含む重篤な「副反応の割合が高いかもしれない!?」と、医療関係者は危惧しています。
国内での、医療関係者を対象としたワクチン接種は、3月12日現在でトータル23万回となっていますが、厳密なアナフィラキシー7名、アナフィラキシー以外での軽微ではない症状が23名。
合計30名の不具合が報告されていました。
接種24時間たってから、不具合が出始めるケースもあるので、これからも情報収集は必要です。
私たちグループでも、要請があれば、新型コロナワクチンの接種サービスを提供したいと考えますが、同時に、副反応をコントロールできるようにしたいですね。
6 : え? コントロールできるの?
なんと、ワクチンの副反応を軽減し、効果を増強する方法の書かれた論文があります。
米国のドクターThomas Levy が書いたものですが、ビタミンD,C,亜鉛,セレン,マグネシウムといったビタミンやミネラルのバランスをしっかりすることで、ワクチンの副反応を減らし、効果を増強することがわかったそうです。(・・・人間の免疫とワクチンの仕組みを考えると自明の理だそうです。)
とはいえ、彼は、麻疹ワクチン(生ワクチン)とインフルエンザワクチン(不活化ワクチン)の2つのワクチンで、実際に検証し、その仮説(というか持論)を証明しています。
実験は、上記、栄養素をサプリメントにして、ワクチン接種の前後1週間(計2週間)投与するといった簡単なものです。
・・・このサプリメント、コロナ流行の初期に、私たちグループ内職員は、感染予防を目的として服用しながら勤務していましたので、スタッフたちには馴染みの深いものです。
この記事を読んだ方は、各クリニックを受診していただけたら、ご案内できると思います。
また、厚労省では、予防接種健康被害救済制度といったものを用意しています。
(https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou20/kenkouhigai_kyusai)
興味のある方は覗いてみてください。
7 : まとめ
新型コロナワクチンの有効性、副反応、そしてそれをコントロールできる可能性について、書いてみました。
なんだか、とても危険で良くないワクチンのように思えます(実際、私はそう思ってます)が、治療薬のない病気に対し人類がもちえる数少ない選択肢でもあります。
慎重に検討し、個別に専門家の意見を聞くのは、大切ですね。
“狂犬病”という病気もワクチン以外の治療法のない病気です。(ですから、狂犬病の流行っている地域に旅行するとき、ワクチンは、必須です。)
ググってみると、ワクチンと治療法のない病気の関係が見えて来るかもしれませんね。
2回に渡り、長々、書きましたが、いま、一番、ホットな話題と思い筆を取りました。
御精読、ありがとうございました。